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農業の担い手育成セミナー

「実践型地域雇用創造事業」人材育成メニュー 求職者向け

今回のセミナーでは

■現代の農業をとりまく概況

■農業を始めるための基礎知識

■農業の周辺ビジネス

など、「農」について知り、「農」に関わる生活について考えます。

農業を始めたい方、農業に携わる方で更なるビジネス展開をお考えの方、

興味のある方は、ぜひお申込みください^^

詳細

対象 西予市内の求職者、転職希望者、農業に興味のある方
定員 15名 ※申込者多数の場合、市内求職者や全日程に参加可能な方を優先。
会場 【第1回】教育保健センター 4階 第1研修室
【第2回】教育保健センター 4階 第2研修室
【第3回】農事組合法人 無茶々園
【第4回】教育保健センター 4階 第3研修室
【第5回】教育保健センター 4階 第3研修室
申し込み締め切り 2018年3月13日(火)17:00必着 ※詳細については3/14以降に郵送いたします。
その他備考

概要

■農業の概況と今求められる農業  

【第1回】平成30年3月19日(月) 9:00~12:00

・現代の「農」の現状と課題  ・農業の重要性  ・食と農のつながり  ・今求められる農業とは

担当講師:松平 尚也(まつだいら なおや)氏

(第1回)

有機農家(伝統野菜や新京野菜にこだわり)
1974年生まれ
2010年に就農。耕し歌ふぁーむという農場を設立。伝統野菜等の宅配事業、農作業の傍ら京都大学農学研究科で小規模農業について研究している。
・地域の認定農家(中心経営体)
・京都府エコファーマー
・京の旬野菜認定農家
・京北環境保全研究会会長
・AMネット代表理事
・京都大学農学研究科

■農業を始めるための基礎知識

【第2回】平成30年3月20日(火) 9:00~12:00

・農業を始めたいと思った時のステップ(愛媛県西予農業指導班)  ・愛媛県立農業大学校について  ・支援制度ほか就農相談(西予市役所 農業水産課)

担当講師:菊池 孝(きくち たかし)氏

(第2回)

愛媛県立農業大学校 助教授
1960年生まれ
農業大学校にて、農業者・新規就農者等を対象とした、農業の基礎と実践的な研修をしている。

■農に関わる現場を知る①

【第3回】平成30年3月23日(金) 9:00~12:00

・無茶々園の想いと取り組み  ・生産者の声と現場

担当講師:村上 尚樹(むらかみ なおき)氏

(第3回)

農事組合法人無茶々園 直営農場担当・理事
1982年生まれ
西予市明浜町在住
石川県出身の36歳。
学生時代、明浜町に拠を置く「無茶々園」にて体験研修を経て就農(就職)し、現在、全国のIターン就農者(非農家)のみによって運営する農業生産法人(有)ファーマーズユニオン北条の代表を務める。

■農に関わる現場を知る②

【第4回】平成30年3月23日(金) 13:30~16:30

・豆道楽と田力本願の想いと取り組み  ・西予の農産物と経営するためのお金の話 (JAひがしうわ営農部 農業支援センター)

担当講師:渡邊 邦廣(わたなべ くにひろ)氏 ・ 中野 聡(なかの さとる)氏

(第4回)

渡邊 邦廣(わたなべ くにひろ)氏
有限会社 豆道楽 代表取締役
 1952年生まれ
 高等学校卒業後、大手タイヤ販売会社に4年間勤務。その後、熊本県矢代市で2年間イチゴ栽培の農業研修をしたのち就農。平成15年、農業法人(有)豆道楽を立ち上げ現在にいたる。

中野 聡(なかの さとる)氏
田力本願株式会社 代表取締役
 1973年生まれ
 2007年3月に脱サラして就農。両親の地元で有機栽培による米作りを始め、以来有機栽培を中心に、自然と調和した農業に取り組んでいる。2016年10月に田力本願株式会社を設立、現在にいたる。
 

■農業ビジネスの可能性

【第4回】平成30年3月26日(月) 13:30~16:30

・いなかパイプとは  ・農業の周辺ビジネス  ・農業との関わり方について

担当講師:佐々倉 玲於(ささくら れお)氏

(第5回)

一般社団法人いなかパイプ 代表理事
1978年生まれ
学生時代より沖縄にてNPOを立ち上げ、ワークショップの企画・運営、市民活動支援など、まちづくりに関わる事業を展開。その後、高知・四万十町にて、『一般社団法人いなかパイプ』を設立。農山漁村の地域事業者の支援・雇用の拡大をすすめ、都市に暮らす若い人財と「いなか」をつなげる事業を展開中。

報告

今回は「農」について知りたい!はじめたい!関わりたい!といった方を対象にしたセミナーでした。

まず第1回では、「耕し歌ふぁーむ」という農場を経営していらっしゃる松平尚也さまより、
現在の農業の位置づけ、だから守っていかなければという状況と自身の取り組みをお話頂きました。

第2回は西予市の農業の現状と、農を生業とするためにはどんなステップを踏めばいいのかということを西予農業指導班の二宮さまより、
その一例として愛媛県農業大学校の取り組みについてを菊池孝助教授より、
また実際に始めるときの具体的な支援についてを、西予市農業水産課の宇都宮さまよりご案内頂きました。

第3回、4回は、農事組合法人 無茶々園の村上さま、有限会社豆道楽の渡辺邦廣代表、田力本願株式会社の中野聡代表の取り組みを伺い、
更にJAひがしうわ平田さまより、農業で生活するために生産しなければいけない面積等についてご説明いただきました。

最終回はいなかパイプの佐々倉玲於代表より、自身の取り組みを語っていただき、農の周辺ビジネス可能性について参加者全員でワークショップ。
ざっくばらんな意見を聞くことが出来ました。

「農を生業とする」という事は簡単ではないと思いますが、農業の現状や課題は農に関わる人はもちろん、消費者としても知っておくべきことが沢山あるということに気付かされ、大変貴重な時間になりました。

今回は高校生にも多くご参加いただいたことで、これからの西予農業に、少し明るい未来があるのでは?感じた担当でした^^
ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。皆さまの今後の展開を楽しみにしております☆

◉事業成果
 アウトプット:2名  アウトカム:1名